1,後の方だけにアクセントをつける場合 (一例)
___ _ ̄_
___ _ ̄_
うまい うまい ・・・・・ とても美味い
からい からい ・・・・・ とても辛い
___ _ ̄_
___ _ ̄_
あかい あかい ・・・・・ とても明るい
くらい くらい ・・・・・ とても暗い
2,両方にアクセントをつける場合 (一例)
(繰り返し表現をさらに、強調する場合に使われている。身体の動き、表情も伴う)
_ ̄ ̄ _ ̄_
_ ̄ ̄ _ ̄_
からい からい ・・・・・ 非常に辛い
いたい いたい ・・・・・ 非常に痛い
_ ̄ ̄ _ ̄_
_ ̄ ̄ _ ̄_
さぶい さぶい ・・・・・ 非常に寒い
あつい あつい ・・・・・ 非常に暑い
たとえば 「ころいだ (転んだ)」
の前に 「ほて」 や 「はね」をつけて、「ほて転いだ」、「はね転いだ」 として使っている。これも、動詞が強調され、非常にイメージしやすい表現である。 また、動詞の後ろに別な言葉をつける場合もある。 このような言葉は、佐柳以外では、
聞いたことがない。しかし、佐柳の人達には、ごく、自然 に使われているものである。
1,動詞に接頭語を付けて強調しているもの (一例)
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__ ̄ ̄\_
ほて転いだ ・・・・ (転んだ)
あだれ落ちた ・ ・・・ (落ちた)
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_ ̄____
つき滑った ・・・・ (滑った)
うつしひてた ・・・・・ (捨てた)
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_ ̄ ̄\_
とり落とした ・・・・ (落とした)
はねひてた ・・・・ (捨てた)
_ ̄____
__ ̄\__
たたき割った ・・・・ (割った)
うちどやした ・・・・ (殴った)
__ ̄ ̄\_
 ̄\____
えったがらい ・・・・ (辛い)
けつまづいた ・・・・ (つまづいた)
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うち折った ・・・・ (折った)
ひきしゃくった ・・・・ (しゃくった)
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あたやかまっしゃ ・
(うるさい)
*「つき滑った」 ・・ は、いきなり、片足が前に滑って
よろけた 情景があざや かに浮かんでくる。
*「うち折った」 ・・ は、いかにも、「ボキッ」と、音が聞こえそうである。
*「はねひてた」 ・・ は、手に持つ物を「エィッ」 とばかりにほうり捨てる情景が見えてくる
2,動詞に接尾語を付けて強調しているもの (一例)
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打ちしゃいだ ・・ (打撲した)
おらびしゃいだ ・・ (どなった)
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ねーいった ・・・ (熟睡した)
踏みねちゃった ・・ (踏んだ)
*「おらびしゃいだ」 では、こめかみに、青すじたてて、どなっている姿が浮かんでくる。
*「踏みねちゃった」 では、踏まれた物は、もう、グチャグチャになっていそうである。