咸臨丸子孫の会は幕末の1860年、日本の汽船として初めて太平洋を横断した咸臨丸乗組員の子孫達が集い、その偉業の検証と会員相互の親睦をはかることを目的として活動しています。その咸臨丸子孫の会が06年11月3日〜5日、塩飽諸島の本島、牛島、佐柳島、高見島を訪れました。今回は富蔵のご子孫のSさんの同行して佐柳島には4日に来訪され、佐柳島から咸臨丸に乗り組んだ前田常三郎と平田富蔵のお墓参りの後、乗蓮寺の見学、住職のお話を伺いました。八幡神社と庄屋跡を見学し、その後、島民との懇親会が催されました。懇親会場では多くの島の人が接待に手を尽くされ、子孫たちにも喜んで頂くことができました。
また、折からの大天狗神社改修費募集に子孫の会からも寄付一封頂きました。
本浦桟橋に接舷、上陸するところ。この時期には珍しいほどの穏やかな好天でした。
お出迎えの横断幕の下で記念撮影。
06年11月 4日

咸臨丸子孫の会・佐柳訪問06
咸臨丸のマストになびいていた幕府軍艦旗を再現したもの。子孫の会のトレードマークになっているようだ。
一行は仕立船にさっそうと幕府軍艦旗をなびかせて佐柳島本浦港に接近、入港しました。
乗蓮寺住職の松原さんに佐柳高次と平田富蔵の墓で供養のお経をあげていただいた後、全員で線香と水でお参りしました。
乗蓮寺本堂内を見学、松原さんのお話を聞く富蔵子孫のSさん。
元、庄屋だった家を見学、豪華な欄間や屏風、その他お宝を拝見しました。
八幡神社を見学のあと、住民会館で島民との懇親会、小杉さんのプロジェクターを使った説明のあと、一行より大天狗神社改修へのご寄付を頂く坂恵さん。
鐵五郎さんによる元庄屋家にある古文書の説明、坂恵さんによる佐柳の歴史のお話の後、「島の音楽家」のHさんのマンドリン演奏を拝聴しました。
佐乙女達による、踊りを披露、「島のブルース」ではアンコールの声が響き、おひねりも飛び、応えていただきました。
帰る予定の21時になり、一行は仕立船の待つ桟橋へー。船に乗り込み、丸亀のホテルへ出発しました。ささやかながらお見送りの花火が上がりました。ご苦労さまでした。
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